stopped(7) | Miscellaneous Information Manual | stopped(7) |
名前¶
stopped - ジョブが停止したことを示すイベントです
概要¶
stopped JOB=JOB INSTANCE=INSTANCE RESULT=RESULT [PROCESS=PROCESS] [EXIT_STATUS=STATUS] [EXIT_SIGNAL=SIGNAL] [ENV]...
説明¶
stopped イベントはジョブのインスタンスが停止した時に、Upstart init(8) デーモンによって生成されます。JOB 環境変数には、ジョブ名が含まれており、 INSTANCE 環境変数にはシングルインスタンスジョブ用に空になるインスタンス名が 含まれています。
ジョブが正常に停止した場合、RESULT 環境変数は ok であり、それ以外に ジョブが失敗した為に停止された場合には、failed となります。
ジョブが失敗した場合、失敗したプロセスは PROCESS 環境変数に置かれます。 これは、pre-start、post-start、main、pre-stop、post-stop の いずれかになります。または、再産出の限度に到達した為にジョブが停止したことを示す 特別な値、respawn にもなります。
最後に、失敗したジョブのケースでは、EXIT_STATUS か EXIT_SIGNAL の いずれかを与えられて停止の原因を示します。EXIT_STATUS がプロセスの 退出ステータスコードを含んでいるか、又は EXIT_SIGNAL がプロセスが受理した シグナル名を含んでいるかのどちらかです。normal exit ジョブの設定スタンザを 使用することで、ジョブの失敗に継る特定の退出ステータス値やシグナルを阻止することが できます。詳細は init(5) でご覧下さい。
失敗したプロセスに EXIT_STATUS と EXIT_SIGNAL のいずれも与えられない場合、 それはプロセスが産出(spawn)に失敗しているからです(例えば、ファイル検出失敗)。 このエラーのシステムログを確認して下さい。
init(8) はこのイベントを情報信号として発信します。このイベントにより 開始又は停止されたサービスとタスクは他の活動と並行して実行されます。これは 通常、サービスがそれ自身を依存関係として挿入する時にサービスによって starting(7) と 組み合わされます。
ジョブの設定ファイルは export スタンザを使用して環境変数をそれ自身の 環境から stopped イベントにエクスポートすることができます。詳細は init(5) でご覧下さい。
例¶
他のサービスが実行中の時や、その前に開始した時や、その後に停止した時でも いつも実行を望むサービスは以下を使用するでしょう:
start on starting apache stop on stopped apache
他のタスク又はサービスが停止した後に実行される必要のあるタスクは以下を使用 するでしょう:
start on stopped postgresql
補足参照¶
2009-07-09 | Upstart |